黒猫の雑談部屋

日々の雑多な思いをつづります。


スポンサーリンク



日本発。社員17人にできて大企業にはできない。世界に広がるCerevoってどんな会社?

Cerevoという家電ベンチャーがYahooニュースに取り上げられていた。

Cerevoはインターネットにつながる「コネクテッド・ハードウェア」を独自ブランドで製造、販売する家電ベンチャーである。たとえば「LiveShell」という製品は、ビデオカメラにケーブルをつなぎ、電源を入れるだけで簡単に、PCなしで映像のインターネットライブ配信を可能にする。

ニッチな製品だが、市場が世界に広がれば大きな台数の販売が見込めることになる。実際、そうやってこのシリーズは累計でおよそ1万台を売り上げている。

どんな製品売ってるの?

主な製品は、PCなしで映像のインターネットライブ配信を可能にするデバイス。パッと聞くとイメージしづらいかもしれないが、ビデオカメラをインターネットに接続するための機器、といえばわかりやすいだろうか。


The “Live Shell” Lets You Broadcast Live Video Via Ustream Without A PC | TechCrunch


Yahooニュースで取り上げられる


Yahoo!ニュース - 社員17名! マニアを刺したCerevo「グローバル・ニッチ戦略」で21カ国へ (プレジデント)


岩佐琢磨氏「大手メーカーが何でもつくれるというのは技術的な話であって、私がつくりたいような新しい製品をつくって売るという判断を会社はできませんでした。これは大きくなってしまった会社はどこも同じで、どうしても従来のしがらみにとらわれてしまう。大企業は10のものを100に伸ばすことは得意ですが、ゼロから1のものをつくりだすことは非常に難しいんです」

元パナソニックでデジカメ等の商品開発に携わっていた岩瀬氏のコメント。

ニッチな商品はこれからどんどん増えていく

世界がよりグローバル化し、一方で独自のローカル文化を大事にしていくという二極化の世界では、人の趣向というものはどんどん多様化していくと思われます。

そんなもの買う人がいるんだ、と思うような商品が必要とされ、それを提供するベンチャー企業がどんどんでてくる。

大手の大企業はそんな会社を買収しながら多様性を高めていくのでしょうが、自社内でのニッチ商品への企画はなかなか難しいでしょう。大企業の人数を投入してもペイできるような市場があると思われる商品でなければ収益化できませんからね。

ベンチャー企業の新陳代謝が高まるといいな

日本でもそんなベンチャー企業が次々に生まれてくれることを祈っています。買収されてもまた新しいプロダクトを生み出すベンチャー企業が出てくる。

そんな循環がもっと早く、大きくなっていったら、もっと日本のビジネスマンもいろいろな選択肢の中でキャリア構築ができて楽しいと思いませんか?


世界の伸びている中小・ベンチャー企業は何を考えているのか?

世界の伸びている中小・ベンチャー企業は何を考えているのか?

中小企業・ベンチャー企業論 -- グローバルと地域のはざまで 新版 (有斐閣コンパクト)

中小企業・ベンチャー企業論 -- グローバルと地域のはざまで 新版 (有斐閣コンパクト)

  • 作者: 植田浩史,桑原武志,本多哲夫,義永忠一,関智宏,田中幹大,林幸治
  • 出版社/メーカー: 有斐閣
  • 発売日: 2014/05/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る