【速読を身に着ける】読む時間を強制的に区切って速く読まざるを得ない環境を作ろう
私は昔から本を読むことがとても好きだったわけではない。というよりも、どちらかというと好きでなかった側かもしれない。
しかし、大学生くらいからいろいろな本、特に実用書やビジネス書を読むようになって、周りの人よりも好むのが早いということに気付いた。
当時は方法論を学んで速読できるように練習したわけではないが、何がスピードに繋がったのかということと、速読で大事だと思っていることについて書こうと思う。
速読を身に着けるための方法
いろいろ方法論はある。
速読の原理や方法論についてはこのエントリーが詳しい。
www.lifehacker.jp
このエントリーを参考にいろいろ試してもらうのもよいと思うが、個人的に良いと思っているのは「下り坂ダッシュ理論」である。←私が勝手に命名
運動部に所属されていた方ならわかるかもしれないが、早く走るための練習として、下り坂を奪取することで通常の足の回転の限界を超えて早く走ることを強要し、その筋力を鍛えるというトレーニングがある。(これが本当に正しいのかどうかはわからないが・・・)
通常は、筋力トレーニング⇒早く走れるようになる、という順番だが、
このトレーニングでは早く走らせる⇒筋力が鍛えられる、という順序だ。
速読についても同じことが言えるのではないかと思っている。
どういうことかというと、速読できるかできないかは置いておいて、とりあえず速読のスピードで本を読む、ということだ。
通常400字/1分のスピードで読む人であれば、
・1ページ1000文字を1分で読む
・何ページも読んでいく
・読み終わったら本を読んで得たことをアウトプットする
・理解度を確認する
これを繰り返していくと、1000文字を1分で読むためにはどのくらいのスピードで目を動かさなければいけないかということがまず身を以て理解することができる。
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そうすると、限られた時間の中でどのように情報を拾っていくか、どのように体系的に記憶していくかということを自然に練習することができる。
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第三者にアウトプットしていくことで、自分の理解の度合いが明確になる。
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後半は疲れてきてあまり内容が頭に入っていないとか、波に乗ってくれば情報が入ってくるが、最初の方は理解が薄いとか、そんなこともわかってくる。
速読できない状況で、どんなふうに速読すればよいのかはなかなか想像するのが難しいが、強制的にでも速く読む制約を設けることで、具体的にどのくらいのスピードなのかということがわかる。
個人的には、速読を身に着ける最も早い方法はこれだと思っている。
さて、速読ができるようになったら本を読む時間も短縮され嬉しいが、最も重要なことは早く読むことではないと思っている。
それについてはまた次の機会に書こうと思う。