ユニクロの靴への再参入のカギはcoolな商品を作るか、または・・・
4月22日、ファーストリテイリングはユニクロで靴を再販売することを発表しました。
一度は参入したが撤退した靴事業に、もう一度チャレンジすることを決めました。
これが、本当に必要なのかという点が気になっています。
同社は4年前までシューズの販売も手掛けていた。2005年に靴小売業のワンゾーン(旧・靴のマルトミ)を買収、2008年に婦人靴のビューカンパニーを子会社化するなどしてシューズ事業に本格参入。2009年からは「ユニクロシューズ」ブランドとして販売してきたが、業績不振から2011年8月に撤退していた。
会社側は「以前は靴のデザインが服と合っていなかった。服に集中するために撤退した」と、撤退理由を説明。今回の再参入については、「これまでユニクロは服に加え、帽子やベルト、マフラー、バッグといったアクセサリー類を充実させてきた。このラインアップにシューズが加わることで、トータルでコーディネートを提案できるようになる」と狙いを語る。
トータルコーディネートを提案したいのはわかるが
とはいえ、ユニクロが今回提案するのはスリッポンとシューレススニーカー。あまりデザイン性の高くない、いわゆるシンプルなスニーカーです。ユニクロは確かに安くて高品質な衣料を提供していますが、これがはたして売れていくのでしょうか。
ユニバレが顕著に
昔から、ユニバレと呼ばれる現象がある。kotobank.jp
着ている服がユニクロの商品であることがばれてしまうことです。
あまりこだわりがない人にとってはなじみがないかもしれないが、若い世代を中心としてユニクロ=ダサいという印象を持っている場合があります。同年代の友人に、ユニクロだとばれることを嫌うことから、「ユニバレ」という言葉が生まれました。
インナーなどであればなかなかユニバレすることも多くありませんが、靴となるとモロにばれてしまいます。
方向性は二つ
となったときに、ユニクロとしてどんなことが大事になっていくのか。
方向性としては2つあると思います。
■ばれることを厭わないようなcoolな商品を作る
商品戦略として当たり前なことかもしれませんが、素敵な商品を作ること。
そのための具体策として、有名デザイナーとのコラボレーションが一番早いかもしれません。
ちなみにユニクロと有名デザイナーとのコラボということで、次の秋冬シーズンから商品を提供するそうです。楽しみです。www.wwdjapan.com
■ばれないような商品を作る
もういっそのこと、とにかくばれない、ばれにくいような商品ということを真ん中において商品開発というのも手だと思います。
真っ白で単純なスリッポンとかいいと思います。
3年後くらいに、ユニクロの靴事業がどうなっているのか楽しみですね。