黒猫の雑談部屋

日々の雑多な思いをつづります。


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就活中と呼ばれる期間にすべきこと

就職活動中には何をすべきなのだろうか。もちろん、細かいタスクは数限りなくある。エントリーシート・企業研究・OB訪問・面接練習・自己分析。。。いくら時間があってもたりない。その中で有意義な時間をすごすためには、必ず優先順位づけが必要になってくる。



自分が社会人になってみて振り返り、優先順位づけをするとしたら以下の通りだ。一番意識したいのは、この時期でなければできないことは何か、ということ。


1.いろいろな大人(社会人)に会って話をする
OB訪問に限らず、いろいろな社会人に会うことをお勧めする。自分の人生について、人生で初めてこんなに真剣に、そして深く考えている自分に、いろいろな刺激を外部から与えるために人に会ってほしい。会話の中で、人生や自分の価値観を大きく変える一言に出会えるかもしれない。親でもいいし、近所のバーに一人で行ってみるのもいい。そして、いろいろな会社のOB訪問をするのもいい。とにかく、刺激を。就活中なんで、いろいろ教えてください、といって様々な人に話をきけるこのタイミングはどれだけ恵まれているか、実は社会人になってみないと気づかない。

副次的に、社会人との会話を増やすと面接に対する恐怖心がなくなるという効果もあるが、それはあくまでもオマケにすぎない。

2.大学やバイトではない、就職活動でできた友人を大事にする。
これは個人的な思いも大いに入っているのだが、自分の人生についてこんなに考えているときに、何か縁があったり、ベクトルがあったりした人は、意外とその後の人生の重要人物となりえることが往々にしてある(気がする)。一緒にいて楽しい、以上の熱心な何かを共有できる仲間が見つかるかもしれない。ライバルだと思わず、積極的にコミュニケートしよう。



そして、1,2に共通して言えるのは、できるだけ熱のある、とんがった人に会うべきだということ。社会人になると、日々の業務に追われ、刺激のある出会いを自分から探す時間は激減する。また、組織に属することで、似たような属性の人間の中で日々を過ごすことになるため、こういった出会いがなくなっていく。ぜひともこの期間の出会いは大事にしてほしい。多ければよいというわけでもなく、ある程度の深さも大事だ。日々のToDoに疲れ果てている場合ではない。

3.今まで使ってこなかったコミュニケーション能力の向上
避けて通れないエントリーシートと面接。文章能力と口頭での対応能力が試される。ある意味、社会に出る前の、最後の練習期間だ。大きな意味で言うと、自分の思っていることを簡潔にまとめて人に伝える能力は、仕事だけでなく人生全体に対して影響してくる。友人や先輩に見てもらうなどして、忌憚ない意見を求めよう。この濃度、スピード感でできるのはもう就職活動時しかない。

逆に、このチャンスを逃すと、そういった能力の向上に対して、新しく社会人になった時期に時間を割かざるを得なくなる。これは相当に厳しい。ライバルがこういう基礎の習得に時間を割いている間、自分はもっと別のことを考えていられる。スタートダッシュは社会人生活でもとても重要だ。よく聞くのは、新人時代の最初の三か月にできた同期との差は、基本的にはどんどん開いていく一方だ、ということ。植物もそうだが、頭一つでも上に行けば、その分たくさんの日光を浴びて、より大きくなることができる。ぜひ、スタートダッシュのための準備期間を大事にしてほしい。