ミラン本田が記者の質問にイタリア語に切り替え応答することがいかに大事か
こんなニュースがあった。
髭剃りなどで有名なブラウン社との提携プロジェクトでの一幕。
会見では英語で質問に答えていた背番号10だが、フィリッポ・インザーギ監督の3トップに関して、元仏代表FWジェレミー・メネズとFWフェルナンド・トーレスのどちらが1トップの時がプレーしやすいかという質問に対し、イタリア語に切り替えた。
「ミ ピアーチェ トゥッテ ドゥエ(2人のどちらも好きだよ)」と語ると会場からは歓声が沸き起こる。さらに「彼らは優秀な選手たち。彼らを尊敬している。彼らと僕はプレーできて嬉しい。僕はどちらがいいとか、心配していない」とイタリア語で続けると会場は拍手に包まれた。
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現地の言葉で対応してくれるスポーツマンへの愛着
逆のケースを考えてみてほしい。
海外から日本へきているスポーツ選手で、たどたどしいながらも日本語でインタビューに答えてくれる選手に対しては非常に愛着を感じるのではないか。
「ミナサンアリガトウ」
「オウエンシテクダサイ」
そんな一言だけですら、応援してやるか!という気分になる。
前述の本田の応答はさらにハイレベルなイタリア語である。現地の記者の心をつかむのは簡単に想像できる。
記事を書き、世論に方向性を与えるのも記者のさじ加減
こういうところで記者に気に入られるかそうでないかが後々、成績が下降気味になったときに効いてくる。ただちに不要論などが巻き起こってしまえば、戻ってくる感覚も戻ってこない。
不安なメンタルにさらに追い打ちをかけられてしまう。
もちろん、そんな雑音には影響を受けないのがプロフェッショナルだとは思うが、雑音はないに越したことはない。
イタリアで大成功を収めた中田英寿氏のように流暢なイタリア語でインタビューに応じるミランの10番の姿が近いうちに見られるかもしれない。
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