結婚する決め手とは何なのか
昨日、大学時代の後輩同士の結婚披露パーティに参加した。
私は既に結婚しているものの、後輩たちはまだ25歳前後で、いわゆる「結婚第一波」をこれから迎える世代である。
そのパーティーの中で、酒を飲みながら「なんで先輩は結婚したんですか?」と質問されることが多かった。
結婚するかしないかを決めるのは、カップルの両方にある権利のためなんとも言えないが、自分個人の経験として「なぜ決めたのか」ということに対して答えるとすると、
・1人でいるよりも2人でいる方がお互いの生活が豊かだから
(精神的にも物質的にも)
・そして、そんな存在がこれからずっといてほしいと感じているから
という点だったのだと思う。
なお、結婚を決断したその瞬間と、今思い出している記憶には少し差があるとも思う。きっとその時は少しの勢いも混ざっていたはずだ。
既婚者に、結婚を決断したときのことを聞くときには、「その人の記憶が都合のよいほうに少し修正されている可能性がある」ということを念頭に聞くといいと個人的には思っている。
人間は誰しも自分の経験を美化したいものだ。
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この人じゃないといけないのか
そんなことを答えると、だいたい帰ってくる質問の中に
「なんでその人じゃないといけないと考えたのか」
というものがある。
ぶっちゃけた話、「この人じゃないとだめかどうか」なんて私にはわからない。
そもそも将来的にこの人よりも自分にとって「いい人」という存在が現れるのかどうかなんて誰にもわからないのだから、自分の選択がベストだったかなんて振り返りようがない。
そんな中で、自分が30歳くらいで結婚して幸せな家庭を築きたいと思っていて、その時にそんな家庭を一緒に築けそうな人が現れたから結婚したいと思った。そのタイミングで現れたこの人が運命の人なんだ。
そういうことなんだと自分は思う。きっとそれがベストなんだ。
検証のしようがないことに対して「この選択はベストだったのかなぁ」と悩むより、ベストだと思ってお互いの人生を充実させる努力をした方がよっぽどいいと思う。
悩んでいるヒマがあったら、彼女に今日の晩飯でも作ってあげたらいいと思う。その行動に対する反応をみて、この人と一緒に生活したいのかと考えればいい。
この人と一緒に生活できそうか、という観点で考えているうちは結婚しない方がいいんじゃないかと思う。
他の要素も考えるものの結局は直感?
もちろん、そこに至る前に
・金銭感覚
・性格
・将来の夢
・趣味
・子供がほしいか
・子育ての方針
・家族同士の相性
などのいろいろな要素もすり合わせ可能かどうかという点はもちろん考えるべきだが、最後は2人がお互い一緒にいて幸せと自信を持って言えるかどうか、そんなところなんだと思う。
逆に言うと、いろいろな要素があったうえで、結婚するべきかなんて悩んでいるうちは結婚しない方がいいと思う。
2人の幸せのために、今日も夕飯のカレーを作っている。
そろそろ具材が煮込みあがった頃なのでルーを投入してくる。
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