毎日毎日愚痴ばかり言っているおっさんにはなりたくない
就職活動の話になると、「成長できるのか」だの「自己分析」だのと、いろいろ方法論に関する持論を展開する人がわんさかいる。
私もかつて就職活動をしたときにいろいろテクニックにも走ったが、結局最初から最後まで、というか大学生になるくらいから今に至るまでずっとぶれていないものが少なくとも一つある。
それは「毎日毎日、仕事や職場の愚痴を飲み屋で垂れ流すような大人にだけは絶対ならない」ということだ。
まだそういう人種と交わったことがないという純粋無垢なお子様たちは、今すぐに金曜日の夜、ちょうど明日は金曜だし、新橋のガード下の汚い飲み屋に行ってみるべし。人生観変わること請け合い。こういう方たちは来る日も来る日も愚痴ばかり言っている。もっとこうしたいとか、大きな夢は語るものの、日々そこから一歩も進歩しない。具体的な改善のステップは何も手を付けない。本当は自分はできるのに、環境が悪いなどと自分以外のもののせいにして、ただ真実は一歩踏み出したら自分が本当はできないんいんげんだということが白日の下にさらされてしまうかもしれないのが怖くてしょうがないだけで、来る日も来る日も酒を飲んでは愚痴をこぼす。きっとそれが幸せなんだろう。
自分は大学生でそんな大人に接したかどうか忘れたが、いつの間にかそんな大人には絶対なりたくないと思っていた。
自分の能力の低さがわかってしまうとしても、もがいてもがいて現状よりも少しでも人生を楽しくできるのではないかと泥臭く努力できる人でいたい。
そう考えると、この会社で働きたいか、この人たちと一緒に働きたいかということを判断するときの基準は明確で「仕事を楽しんでいるかどうか」。仕事がきついかとかそんなことよりも、その仕事を自分が楽しめるか、周りが楽しんでいるのか、ということだけで仕事を決められる。終電で帰れることの方が少ないくらいの激務であっても、自分が楽しいんだからそれでいーじゃない。そんな納得感で今までやってきた気がする。
痛んだみかんをミカン箱に入れておくと周りもすぐ痛むのと同じように、会社でも愚痴ばかり言う人が周りに1人でもいると、その雰囲気は周りに移っていく。もし貴方が楽しく人生を過ごしたいと思っているなら、そんな人との時間は極力なくすことだ。たとえそれが上司だったとしても、それによって昇進が遅くなるとか事情があっても、そんなことは些細なことだ。周りにそんな人ばかりだったらすぐに次の仕事を見つけて会社を辞めなさい。
腐らずに楽しんでいられるかどうかのほうが重要だ。一度腐ってしまったら、そこから戻ってくる方がよっぽど大変なのだから。
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