黒猫の雑談部屋

日々の雑多な思いをつづります。


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なんでも謝罪しすぎる日本人

日本人は謝りすぎだと思った話。

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日本フィギュア界にとってもとても大きな転機となった2014-15シーズン。選手の皆さんにはお疲れ様、と日本中が思っているでしょう。

さて、国別対抗で3位入賞と言う結果でした。

終了後のコメントで村上選手が「日本チームにごめんなさい」という趣旨の発言をしたことで、いろいろな意見が飛び交っている

headlines.yahoo.co.jp

ネット上ではいろいろな意見が聞かれます。

村上選手の場合、技術的な面もあるとは思うけど、実力が発揮できないのはメンタルの部分が大きいと思う。

やっぱり最後に勝つのは精神的に強い人だろうから、難しいとは思うけどなんとか精神面も強くなれればいいね…。

競技後の村上のコメントはあまり聞きたくない感じの発言が多いと思う。悔しいとかだったらまだいいのに、謝罪とか弁解的なのが多いからだと思う。次で挽回します!期待してて下さい!くらいの強気でいけるくらいのメンタルを持って欲しい。頑張れ!

どの競技に置いても謝罪ばっかしてるようじゃダメやと思うね。ましてや代表だぜ?そうやって他の選手の目の色ばっか気にしながらやってるから逆にプレッシャーになってパフォーマンスに影響してくるんでしょ。それも実力なんだしそれだったら代表から辞退して個人でやった方が気持ち的にめちゃくちゃ楽でしょって



謝罪するのは是か非か

個人的に、チーム一丸となっている意識は非常に良いと思います。宮原選手のコメントにもあった「貢献」と言う言葉はいわゆる日本の良さとして世界に誇れる部分であると思うし、そこが競争力の源泉になっているとい側面もあるので、これ自体は非常に良いことだと思います。

そんな気持ちからの謝罪。

おそらく素直な気持ちでしょう。

彼らの練習段階では相当にストイックに自分を追い込み、最高の演技ができるような状態を目指していることに変わりはなく、その結果が出なかった=貢献できなかったということは仕方のないことだと思います。

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なんでも謝りすぎる日本人

ただ、せっかく世界のベスト5に入るような素晴らしい才能を持って競技を行っている人としては少し物足りない気もします。

和、
貢献、


そんな言葉につばを吐いてでも勝利を勝ち取るべき世界に彼らはいるんだと思っています。

世界を見渡せば、礼節や感謝に欠いた、しかし素晴らしい成果を残しているエゴイストも多く存在します。そんな個性が、全体を引っ張っているという気もします。「あいつには負けたくない」そんなことを思わせるエゴイストの存在は必要だと思うのです。

そして、全ての競技者がそうなってほしいとは思いませんが、日本人はそういうエゴイストが少なすぎる気がしてしまうのです。

「俺が俺が」という傲慢さや、チーム競技であったとしても、チームでの観点を度外視して個人のパフォーマンスにフォーカスする、そんな人がいる方が、むしろ勝負の世界としては健全なのではないでしょうか。

日本から世界に出ていくために

きっと、こういったある面では素晴らしい「和をもって貴としと為す」ような日本人の国民性は幼少期の教育に始まり、社会全体の雰囲気まで、統一されている気がしています。反面、ある面での個性や才能は確実に削られているはずです。

そんな個性を容認、抱擁できるような社会になっていくことが、これからの日本をさらに世界へ、もう一度押し上げていく原動力になると個人的には思っています。