黒猫の雑談部屋

日々の雑多な思いをつづります。


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社内政治力とは?コミュニケーション能力だけで出世できるのか

7年ほどコンサルタントと言う仕事をやってきて、いろいろな会社を見る機会があったが、完全にこの人コミュニケーション以外取り柄がないな・・・というマネジメントも少なからずいた。

決断力もない
処理能力も高くない
やる気があるわけでもない

でもなぜか出世している。

そんな人はどんなところで評価されているのだろうと自分なりに考えてみた。今回は特に、「対 社内の人間」に限ってどんなところが共通点なのかというところについて述べる。

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1.社内に味方が多い(数の多さ)

能力がない分、他の人を巻き込んでなんとかする能力には長けている人。その中でも、とにかく協力してくれる人の人数が多いということはメリットだ。いろいろな仕事を処理する必要がある場合、いろんな人に分散して協力してもらうことで達成の確率が上がる。さらに成功体験を共有することで、さらに関係性もよくなるという好循環を生み出しているパターンが多くみられる。

2.社内の味方がいろいろな部署にいる(幅の広さ)

ただ数が多いだけでは成し遂げられないことは多い。一般的に、価値の高い仕事はいろいろな部署に関係し、ステークホルダーも多い。そんな時に気軽に話しかけたり、協力を依頼したりできる人間が幅広いことは大いに関係してくる。自分の部署とはKPIが異なる部署の立場では、なかなか賛成と言いにくい内容でも気軽に話せるか、落としどころを相談できる間柄なのか。

そういうところで成果が出るかどうかが分かれている気がする。

また、上記の2つを持っていることによって、自分のところに社内のいろいろな情報が集まってくる。これによって優先順位やボトルネックを素早く判断し、リスクを回避することができる。
(意識的にやっているわけではなく、直感的にやっている人も多いが。。笑)

どうやって社内の味方を増やしているのか

・いろいろな会議にとにかく顔を突っ込んでいる
・会議中は批判的な意見は極力言わない
・会議が終わった後に個別に話しかけて相手の役に立つ情報を提供
・タバコ部屋トーク(←結構重要)
・飲ミニケーション

ちなみに、社内コミュニケーションのために自分はたばこを吸わないが、たばこに火をつけてそれっぽくし、タバコ部屋トークのチャンスを増やしているような人もいた。

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3.優秀な部下がいる

とにかく自分でできないことをやってくれる優秀な部下がいる。そして、部下としてこき使うわけではなく、適度に自尊心をくすぐるような扱い方をするのがうまい。お互いの適正を補い合うような関係性でうまく立ち回っている人が多い。

また、そのような優秀な人材を自分の配下に入れることにとても気を使う。自分でできることを増やすのではなく、とにかく代わりにやってくれる人材を抱えることに命をかけている節もある。

どうやって優秀な部下を増やしているのか

・自分よりも上の立場の人ではなく、自分よりも下の立場とのコミュニケーションに気を使う
・社内の人材の異動の意思決定になんとかして食い込む
・大義名分があればそれを振りかざしてとにかく優秀な人材と一緒に仕事をするように仕向ける
・組織をまたいででもチームを組んで仕事をする(タスクフォース的なプロジェクトに食い込む)
・優秀な人材には密にコミュニケーション
・直属の上司に対する不満を聞きつつ、自分はそんなところはないとさりげなくアピール
・部下に対してはとにかく権限移譲(といいつつ自分ではできないだけだが・・・)
・部下の成果はとにかく褒める
(マネジメントに対しては自分の成果としてちゃっかり報告)



社内政治力だけで生きていくのも一つの道かもしれませんね。