【錦織ツアーファイナル初勝利】超アウェイで下を見て掴んだ勝利
いやー、すごいですね。今週は月曜朝から日本人テニスファンにはたまらないニュースです。
やってくれましたね、錦織選手。
結果は
6-4
6-4
のストレート勝利でした。
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自信があふれて攻撃的に
錦織選手が今年ここまでブレイクし、そして今日勝利を飾った理由として、今年から指導を受けているマイケルチャンコーチの存在がある。
主にメンタル面の強化が著しいという分析がいろいろなところでされていますが、今日のマレー選手もその点について語っています。
「技術やショットは大きく変わっていないが、プレーに自信があふれている。以前より攻撃的なテニスになった」
確かに今日の試合も、お互い似たタイプと語るプレースタイルの両選手のうち、より積極的に攻めていったのは錦織選手だったと思います。
超アウェイの中の勝利
さらにすごいのが、今日の相手アンディマレー選手は地元イギリスの選手のため、観客はみんなマレー選手を応援しているのではないかというくらいの超アウェイだった中での勝利ということです。
マリー戦の最中に錦織が意図的に見ようとしなかったものがある。それは1万7000人超の観衆で埋まったスタンドだ。
練習日は誰もいなかった客席が、この日は立錐の余地もなく埋まっていた。入場時にチラ見したところ「スタジアムのさらに上に何段も客席があった。信じられないぐらいお客さんがいる。あそこを見たら終わりだなと思った」と見上げないことを心に誓ったという。
全米オープンのセンターコートの方がサイズ、収容人数ともに多いものの「全米オープンみたいにどでかくないけど、狭い中にこんなに人がいるんだと思った」と圧迫感、迫力は今回の方が上だったようだ。
「絶対に見ちゃいけないと思って試合だけに集中していた。下を見てやってました」と笑っていた。
下を見てやっていたという表現がとても面白いですね。それだけ上から刺さる視線の数と圧力がすごかったということでしょう。
さて、錦織選手が見たら終わりだなと思ったというアウェイのアリーナはどれくらいの迫力かというと、こんな感じ。
観客席の密集度がすごいですね。
ここを埋め尽くす観衆がみんな相手選手の応援をしていたらと思うと本当に大変なことをやってのけたと感じます。
++++