黒猫の雑談部屋

日々の雑多な思いをつづります。


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恣意的な文章の書き方

日ごろから他の人に物事を説明したり伝えたりしている仕事をしていると、他の人の書いた文章の裏にある思惑が気になってしまうことが少なくない。アウトプットには必ずそれを生み出した人の思惑が(それが意識的にか無意識的にかはわからないが)入っている。

時に、「結婚相手候補を狙うならコンサル男子に決まり!8個の理由」という記事を見つけた。
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/6236780/

読んでみると、そんなスーパーマンの存在確率はどれくらいなのかおわかりなのか、と思ってしまった。他の業種に比べて、、、という言葉が文章全体にかかっているのだが、いかにもコンサルタントはすごいという印象を受けてしまうこの文章にリアリティはあるのか少し(というかかなり)疑問。

さて、このエントリーを180度別の意見を持った人が書いたらどうなるかということを試してみる。自分は出会いのファジーさの前では、職業などでターゲットを絞ってしまうのはあまりよくないと思っているのだが、あえて「コンサルタントと結婚すべきでない8個の理由」を書いてみる。

文章の半分程度は変えず、敢えてネガティブに捉えて書いてみた。
※太字の部分のみ修正
※本記事に記載のコンサル男子は、元記事に記載してあったものを転載しただけなので、私の認識とは大きく異なっている点を了解いただきたい

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結婚に向けて前向きな「次に付き合う人とは結婚したい」「今すぐにでも結婚したい」「安定した相手が良い」というような思いを持っている女子へ。イケメンが良いだの、社長が良いだの、そんな小さな要素をつべこべ言うのはやめて、「結婚向きな相手」を意識し、ターゲットを絞った恋活を始めましょう。はっきりした目的が定まっていなければ、良い相手が見つかるはずもありません。



それでは、結婚向きな男子とはどういった男子でしょうか。まずオススメしないのがコンサル男子です。最近偶然、コンサル男子に出会ったのですが、話を聞いていると、またリサーチを進めていると、本当に結婚相手として相応しくないことに気付きました。以下8つの理由から、コンサル男子は推奨しません


1、子供に対して「なんでそんなこともできないのか」と思ってしまう
コンサル男子はとにかく頭が良いです。元々であれ、ハードな仕事を経て培ったものであれ、素晴らしい頭脳を持っています。しかし、その基礎となっているのはたいてい要領のよさです。自分の子供が要領が悪かった場合、同じ目線やスピード感で歩んでくれないリスクがあります


2、家に帰ってこない
1日は24時間。基本的な労働時間は8時間。それはコンサル業界には通用しません。「定時って何?」「徹夜? 普通だよ」「32時間労働のときもあるねぇ」というのはザラ。コンサル業界で数年働いていると、そういった超ハードな時期を過ごすことになります。基本家に帰ってきません。



3、浪費癖
コンサル男子はかなりの激務なので、それ相応の給料をもらっています。結婚後、安泰な暮らしをしたい、奥さんをしたいという人にはもってこい。ただし、それはきちんと財布管理をできる場合にのみ当てはまります。給料をもらっている分浪費癖がある場合もあります。


4、体力がある、が。。
2とも関連しますが、寝ずに仕事をすることもザラにあるのが、コンサル男子。体力がないと、まず続きません。そのため日常的に運動をしているコンサル男子も多い。セックスのときにも「この人体力があるなぁ」と感じることができるでしょう。ただし、過ぎたるは及ばざるがごとし。何事もバランスというものが大事です。



5、良い身体をしている、が。。
常日頃からハードな仕事をこなしていくために、身体を鍛えているコンサル男子は、脱がすと良い身体をしていることが多いです。知的な筋肉に惚れ惚れしてしまうことでしょう。しかし、そんないい身体、給与水準高め、夜も家に帰ってこない、、という男が果たして結婚相手に適しているのでしょうか。甚だ疑問です。



6、聞き上手?いいえ、次の戦略を練っているだけです
女子の話はさしおいて、自分のことばかり話す男子は多いですが、コンサル男子はそのような男子とは一線を画します。お客様の状況に関して、とにかくヒヤリングして、そこから提案というスタイルの仕事をしているので、かなりの聞き上手かつ話を引き出すことが上手いです。しかし、忘れないでおいてほしいのは、コンサル男子はただ相手の話を黙って聞く、なんてことはしないということ。話を聞くのはあくまでも自分の提案を通すための準備であり手段。彼らにとっては自分が話している時間と、次に何を話すかを考えている時間しかありません。そして、それを相手に悟らせず、聞き上手と思わせるスキルがこれを可能にしています



7、独立する人が多い
コンサル業界では会社で4〜5年経験を積んで、独立するというパターンが多いです。独立すると会社員時代の2〜3倍ほど稼ぐ人もいます。しかしごく一部です。独立志向が強くて家庭を顧みない、そんなコンサル男子は要注意です。



8、ロジカルすぎる
コンサル男子は仕事柄、数字と格闘し、深く分析をした上で提案することが得意です。そのため理屈っぽい人が多いといえます。きちんと自分の中に落とし込んで、冷静に話をしてくれますが、相手のロジックの破綻には激しく突っ込みを入れます。また定量的に示すことができない感情論などとは対極の世界に生きているので、しばしば女子の感覚とはずれが発生します。



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・・・どうでしょう。
書いている「コンサル男子の特性」は変えずに解釈のみ変えて書いたつもり。そもそも元記事に書かれていた特性が真実かというところは要検証だが、少なくとも表現に際しての思いによって伝わっていく情報は180度異なるっていうことが少しでも伝われば幸い。

本、新聞、テレビなどに触れている時間も、何が事実で、何が情報発信者の意思なのかは意識していく必要がある。